今年中に出雲から帰る選択肢は飛行機一択。
米子まで戻って乗るのも良いのだが、実家に立ち寄る所用もあったのでね。
今回はかなり仕方なく、本当に仕方なく、鶴丸の世話になることにした。
で、最後にいつ鶴丸に乗ったか、なのだが。
正直言って記憶が定かではない。
何十年も前に関空の国際線間合い運用でDC-10が羽田〜関空を飛ばしていた時期があったんだけど、多分それが最後のはっきりした記憶。
あの時、まだ機内でタバコ吸っていたような・・・?
我が家は基本的にANAかスタアラ系を第一選択として、場所によってはスカイチームとLCCを使い分ける感じ。
間違ってもJALには乗らないスタンスを、もう何十年も貫いて来た。
まぁ。。。理由は色々なんだけどね、とにかく世話にはなりたくなかったんだけど、今回だけはJALに乗るハメとなった。
航空券は少しでも安く上げようと言うことで、株主優待を使ってクラスJを購入。
自腹を切る上に、株主優待なんて色々と負けている気がするのだが、もうその辺りは気にしない。。。
とにかく安全に羽田まで運んでくれればそれで良し。
タクシーの車内でオンラインチェックインを済ませ、カードラウンジで小休憩を入れてゲートへ向かう。
空港は大晦日だと言うのに結構な混雑。
山陰地域には出雲、米子、鳥取と3つの空港があるが、鳥取県の2つの空港よりも客が多い印象だ。
出雲地域は行政が観光にかなり力を入れているので、帰省客と言うより普通に旅行帰り、みたいな雰囲気の客が多かった。
自分としては鳥取の2つの空港に馴染みがあり、色々と贔屓目に見てしまうのだが、それでも出雲>米子>鳥取の序列に見えてしまう。
実際、利用客数は米子と鳥取を合わせても出雲には遠く及ばない数字が並んでおり、もっと頑張って欲しいところ。
鳥取県は地元民に航空便利用促進のための補助金を落としたりしているが、ちょっと使い方が違うような気がする。
もっときちんとしたブランディングをした方が良いと思うけどねぇ。。。
ちなみに出雲関連の路線は古くはTDA→JASの流れで、経営統合によってJALに移管されている。
一方、米子と鳥取は一時期スカイマークが米子に殴り込みを掛けた時期はあったが、あっさりと撤退。
基本的には長らくANAが独占している。
山陰地域に限った話じゃないけど、同じ地域でレガシー2社同士が敢えて戦わないと言う構図は、いかにも日本的で粛々と自社利益を守る姿勢が伺える。
と、まぁ前置きが長くなったのだが、実乗場面。
もちろんノンステータスなので、最後の方に乗り込む。
本日のシップはBoeing767-300ER、JA601Jが担当。
2002年デビューのオールドタイマー。
ま、いわゆるボロロクと言うやつ。
しかし、767シリーズは結構頑丈な個体が多く、界隈では「壊れない」で有名。
この機体も国内線ファーストを積んだりして、まだ使えそうな雰囲気だ。
自席は5Kがアサインされた。
何とクラスJの最前列バルクをもらった。
一般論だけど、バルクは足元が広く、降機も早いので地味にこれは嬉しいねぇ。。。
機内は8割くらいの搭乗率で、結構なロード。
同じ767で米子〜東京を何度も飛んだけど、ここまで埋まった記憶がない。
やはり出雲地域の需要は旺盛と言うことか。
鶴丸に乗ったからにはね、いつもよりちゃんと目を通しましょうか。。。
スポットアウトはオンタイム。
R/W25に転がってローリング、滑走路に正対する。
エンジンにパワーが入るのに少々時間があったが、トラフィックコントロールか何かのOJTでもやっていたか。
数分の待ち時間の後、フルパワーで離陸。
さいなら出雲、また来るわ。
一旦、日本海に出て東へ機首を向ける。
もうこの時間は日没の後、太陽に背を向けるフライト。
マジックアワーはあっと言う間にお終い。
フライトの航跡はこんな感じだったっぽい。
羽田到着前は「揺れるのでよろしくね」旨の案内が入ったのだが、知らぬ間に寝入ってしまって、実際に揺れがあったのかどうかは分からん。
で、気付いたらもう外はこの景色よ。
R/W34Lに降りる寸前と言うタイミングだった。
と言うことで、かなり久しぶりに搭乗したJAL雑感。
正直言って離陸してすぐ寝てしまったので、サービス云々はよく分からん。
そもそもショートだしね。
一つ言えることはクラスJのシートは良かったな、と。
数千円の課金でシートはプレエコ並みのハードを備えているので、コスパ的はかなり良いと思う。
ANAはエコとPクラスの落差が激しいが、プレエコ的な設定のクラスJはありだと思う。
ただ、JALで修行してステータスを獲るまでは考えないかな。
マイル加算云々はあるにせよ、次回以降の搭乗機会で路線によってはJALを選択肢に入れても良いかも知れないな、くらいの感想。
まぁ、乗ってみればJALも悪くないと言う感じかな。