日常的にみどりの窓口を利用している身からすると、JR東日本の窓口閉鎖施策はかなり切実な問題よね。
本格的にwithコロナ時代になって、国内需要とインバウンドが大復活した昨今では、首都圏の各駅のみどりの窓口の混雑ぶりは大変なことになっている。
ちなみに自分の住んでいる地域は首都圏でもいわゆる「田舎」なので、切実な問題とは言ったが、それは外出時に窓口を利用したいな、と言う時の話。
近場の二宮や寒川なんかは大体空いているし、イオンのJTBや職場のビジネスえきねっともあるので、事前に予定が決まっていればあまり困ることはない。
生活範囲の近場だと意外と思われるかも知れんが、海老名も空いていることが多い。
ついでに言うと、東日本に拘らなければ、松田や下曽我に廻ればさらに空いているので、地元周辺では特に、と言った感じ。
なのだが、これが平塚とか橋本、小田原になると混雑の具合は格段に酷い。
常に10人くらい並んでいるような感じ。
今挙げた駅は全て1窓と言うことも影響していると思うが、それにしてもね、と言うくらいの混み具合よ。
これは単純にキャパーオーバーよ。
加えて出札氏の発券スキルに関しても、何だかなぁ。。。と。
平塚や橋本、小田原がどうこう言う訳じゃないけどさ、「えっ・・・?」と言いたくなるような場面に遭遇したことは数え切れんし。特に横浜支社はねぇ・・・。
これも間接的な理由にならないかな。
あとね、界隈では良く言われていることだが、窓口に並ぶ客の半分〜7割くらいは券売機案件なのよ。
もちろん肌感覚なので、数字に根拠はないけどね。
そのような客が一定数いるのも、窓口の混雑を助長している一端だろう。
ま、券売機案件が多いでしょ?と言っても、界隈のマニアならまだしも、一般の利用客からするとMVの操作をセルフでやり切るなんて、ハードルが高く「ワケ分からん」状態だと思う。
なので最近では窓口の行列客に対して、一人ひとりに注文の内容を確認してMVに誘導している光景を良く見るよね。
これはこれで意味があると思うし、MVの使い方を間接的にオリエンテーションしてくれる訳だから、客としてはありがたい話。
だが、そのスキルが次に生きるかと言うと、それはまた別の話かなぁ、と。
こう言った対応は駅員や統括センター社員、委託業者など様々。
そこにコスト描けるなら、窓を開けて捌けば良いのに、と常々思っていたところに、日経のニュースよ。
大々的に窓口閉鎖を進める施策は一時凍結、混雑化する一方のみどりの窓口の一時的な対応策として、今夏の限定ではあるが窓口を増やすんだとか。
自分がよく目にするところではやはり平塚と小田原、登戸がリストアップ。
伊東は現状だと1窓を基本としつつ客の並び具合を見て、2窓開放にして列を捌いているので、そこまで混んでいる印象はないんだけどね。
これから本格的な観光シーズンに入ると言うことで、その対応なのかな。
とにかく、一時的にせよ窓口を増やすと言うことは良いこと。
それに詳しい言い回しは分からんが、窓口閉鎖の流れを一時的にでも止めると言うのも良いニュース。
今さら感があるような感じがしなくもないが、とりあえず歯止めが掛かったと言うことでしょう。
窓口閉鎖のスピード感は相当凄かったが、結果的にこう言う事態になったってことは、まぁ失策を暗に認めたってことよね。
郊外の駅ならまだしも、山手線内の窓口も容赦なく閉じていたところを推察するに、切符のネット化を推進すると言うのは多分方便だろう。
恐らくは出札の売り上げ云々に関係なく、人件費削減、テナントとしての利便性や売り上げ重視に発想を転換したと言うのが本質だろう。
本来の駅としての役割はどうなのよ、と。散々先輩諸兄マニアが方々でボヤいていたが、その通りになったってこと。
切符のネット化、IC化を進めると言う流れも、分割しているJR各社の形態を鑑みれば多分完全に移行するのは無理でしょう。
だからこそ目先の何とかに惑わされて欲しくなかったよね。。。
利用者目線に立って、駅や窓口としての本質を少しでも良いので取り戻して欲しいね。