区間変更と言えばこの界隈ではトラブルが付きもの。。。だけど。
今日はそれを地で行くデッドボールを2回もJR東海から喰らった話ね。
相模大野での定例用務を終え、次の予定は熱海始発「花咲くあたみ満喫号」の乗車。
それまで時間がありそうだったので、事前に適当に購入した切符がこれ。
少なくとも購入時点では区間変更が前提ではなく、総武線周辺で途中下車印でも収集すっか、くらいな感じで購入。
相模大野の用務諸々で意外にも時間がなくなってしまったのでね。
じゃあ区間変更を試みることになった次第。
とりあえず新横浜から新幹線に乗る。
東京まで乗り通す予定だったが、品川で降車して南口の乗換改札の精算窓口へ赴く。
自分:予定が変わったので、品川で打ち切って在来線の東海道線と伊東線経由で伊豆多賀まで区間変更をお願いします
改:(面倒くさそうに)使用開始後の変更は出来ません
自分:乗車変更じゃないです、区間変更です
すると改札氏、マルスを叩いて。
改:(さらに面倒くさそうに)上りが100km以下なので無理ですね、それに区間重複しますので無理です
えっ? もうこの時点でちょっと何言ってんのか分からんのだが。
どこ区間が100km以下で重複しているのかね。ってか、そもそも区間変更に距離関係ないと思うのだが。。。
自分:へぇー、運輸約款にそう記載されているのでしょうかね?
改:・・・、今他の対応中なので無理です
自分:待ちますよ
改:とにかく無理ですから、他でやって下さい(かなり強めの口調で)
自分:他とは?
改:着駅とか外の窓口とか(相当強めの口調で)
自分:伊豆多賀は無人駅です、それに途中下車するので区間変更頼みます
改:出来ません、後ろに他のお客様が待っているんですよ!?(キレた、完全にキレた)
は? この出札氏からすると、どうやら自分は「客」ではないらしい。
と、まぁこんなやり取りがあってね。
冒頭から超絶高圧的「面倒」オーラ全開、文字にすると一応敬語っぽいのだが口調は完全にオラオラ系の893よ、893。
もう論戦張るだけの価値がこの改札氏には1ミリも見出せないので、名前を確認して出場。
出場時にも一悶着あったのだが、まぁそれは別記事で。
で、改札氏が言う「外の窓口」である全国きっぷ売り場、JR東海の窓口へ。
ここは3窓開放で、感じの良さげな出札姐が担当してくれたのだが。。。
自分:予定が変わったので、この券を品川から在来線の東海道線と伊東線経由で伊豆多賀まで区間変更をお願いします、折り返しになりますが在来線経由なので経路は重複しません、あとこれは乗車変更じゃありません、運輸約款にも記載されている区間変更を申告しています、途中下車もします、本来は改札内で対応すべき案件でしょうが、頑なに拒否されこちらへ行けと言われたので来訪しました
予想される問答を一切合切ぶった切って、最初からありったけ細かに要望を伝えると。
出札姐:あ、あ、はい、今確認しますね、ちなみにどちらの改札で言われたのですかね?
自分:南乗換改札ですね、クソ感じ悪かったです
出札姐:あぁ・・・、分かりました、少々お待ち下さい
と言い残し裏へ引っ込む。
出札姐の「あぁ・・・」と言うリアクションで何となく色々と察してしまったのだが。
恐らくあの改札氏はデッドボールを平気で投げ付ける奴だったんだな、と。
5分くらいして出札姐が戻って来ると・・・。
出札姐:あのぉ、すいません、これは恐らく補充券書くことになると思うのですが、補充券を書ける人間が今外していまして・・・
自分:待ちますよ、てか補充券書ける人って決まっているのですか?
出札姐:はい、そうなんです・・・
とか何とか、経路を再度確認していると、「補充券を書ける」と言う主任級と思しき出札氏が登場。
改めてこちらの所望する内容を伝えると。
主:品川から伊豆多賀の区間変更ですと、品川打ち切りで変更区間が大都市近郊区間内で完結するので途中下車出来ませんし、私の認識では区間変更は出来ないと思っています
自分:えぇー? それは区間変更の認識が違うと思います、新横浜から品川まで新幹線を使っているので、それはないですよ、運輸約款にそのような記載はないと思いますが?
よく考えればここで「では小田原→熱海を新幹線経由で」とか「着駅を函南で」とか言えば、この主任出札氏が言うところの「大都市近郊区間」云々は回避されるはずで、対応してくれたのか・・・? まぁあとの祭りってやつだが。。。
この辺りの対応力が足りなかったかな。
主:いずれにせよ、このままでは区間変更券は出せません、途中下車駅や着駅で手続きされたらいかがですか
自分:いや、その理屈なら大都市近郊区間の区間変更は出来るかもって言うことになりますよね、伊豆多賀は無人駅、途中下車予定の駅は業務委託駅ですから対応しませんよ、マルス指令に発券可能か確認取って下さい
主:時間掛かります、1時間以上下さい
完全に時間稼ぎ、先送り対応が明らかで、諦めてどっか行けよ的な空気が全開大。
もういい加減にかったるくなって来たのだが、ここまで来たらチキンレースの様相。
さっきの改札氏と言いこの主任級出札氏と言い、対応として明らかに間違っているので、白黒付けるしかない。ってことで。
自分:では確認取って下さい、1時間後に来ます
と言い残し、東海窓口を後にする。
この先の予定もあるし、このまま東海で発券不可になることも考え、東日本の窓口へ転戦することに。
東日本の窓口も3窓開放、こちらはかなり混み合っていて自分の前に5人待ち。
順番が来るまで十数分と言ったところか。
窓を俯瞰していると出札は全員小姐さん。
正直、東日本の出札小姐の印象は最悪なのだが、仕方ない。
大人しく順番を待つ。
で、10分少々で着窓。
こちらの案件を東海での対応を含め伝えると、サッとマルスとPOSをいじって差額収受分を計算。
んっ? これはデキる出札小姐なのか・・・??
出札小姐:えと、お客様の区間変更はマルス券で出すことは出来ず、補充券になるのですが、この窓口で発券して良いか内容諸々を確認して参りますね、少々お待ち下さい
と、マルス指令に確認を取る模様。
全く期待していなかったのだが、ちょっと良いかも?
数分後。
出札小姐:改札での対応となりますので今からご案内いたしますね
今までの経験として、東日本の出札小姐はちょっとクリティカルな案件を所望すると
出来ませぇーん 分かりませぇーん
と言うのがデフォルトだったのだが、この出札小姐は違った。
明らかに「デキる」出札小姐だ。
意外な展開で発券可能となりちょっと感激。
さらに。
わざわざ中央改札までアテンドしてくれて「内容は改札係員に伝達していますので」「お待ち頂くことになりますが大丈夫でしょうか」とフォローも入る。
これはこれは、かたじけない!
待つこと10分少々。
受領したのがこれ。
ふぅ。ようやくですわ。。。
券面の詳細は別記事で。
この時点で品川に着いてから1時間以上が経過。
半分くらいは予定緊急的な区間変更だったが、クッソみたいな東海の対応の尻拭いを東日本がサラッとやってくれた格好。
ま、それなりに待ったけどね、実に気持ちの良い応対だった。
東海は区間変更に限らず、要件が合致していれば手間の掛かる案件もすんなりやってくれる印象だったが、今日で完全にそれは壮大な間違いだったと言う認識に上書きされた。
自分の知る限り、松田とか下曽我とか在来線は全然良いのにね・・・。
東側方面の新幹線駅は全然ダメ、本当にダメ。
あ、そう言えば、最後に東海の窓口に行って発券可能か確認するべきだったのかも知れんが、時間オーバーで来訪はしていない。
「すっぽかし」の格好だが、少なくとも改札氏の応対内容が酷過ぎるのでね、そこはチャラで良いでしょう。
代わりに別ルートで、その辺りを明らかにしておこうかと。
本日の教訓。
JR東海品川駅は改札・出札共に区間変更を全身全霊、全力で拒否するので、応戦するならフル武装、時間無制限勝負で挑むべし。
ま、今日のチームがクソなだけかもだが。。。
だが、今日の出札小姐が優れ過ぎていただけなのかも知れんが。
まぁまぁね、双方当たりハズレはあるかと。
結局はどの出札氏に当たるか、に尽きる気もするが。
それにしてもなぁ、な出来事でした、と。