昼食を挟んで、いよいよ今回のメインイベント。
SLばんえつ物語に乗る。
これまで何でだか縁がなくて、実は今回が初乗車。
毎度まいど、気が付いた時に空席チェックしているのだが、なかなかうまいこと行かない。
せっかく乗るならグリーンかなぁ、とか思っているからなんだろうけど。
それが某日、発売日から数日後のタイミングで、誰かがキャンセルしたっぽい並び席が落ちて来た。
これはもう乗るしかない、と言う流れで予定を組んだ。

この手の列車のマルス券はコンディション良く残したい、かつ可能ならば発駅で発券したいと言うのがあるのでね。
それなりにコンディションが良いらしい会津若松のMVで発券した次第。
入鋏印は日付入りで、この列車専用のものと言うのが良き。
押印の位置も自分的には良さげなポジション。

検札時には100万人乗車記念のステッカーが配布された。
これは良い記念だわ。

入場するとボチボチ入換が始まるタイミング。

と思ったら、ちょっと出遅れた。。。
すでに動き始めたタイミングだったわ。

気を取り直して、正面から何枚か収める。

いやぁ。。。凛々しい顔だこと。

でかい動輪が格好良いねぇ。

何枚か記録写真を収めて、いよいよ乗車。
何事も「初めての●●」と言うのは、期待が高まる。

一人掛けシート。

二人掛けシート。
今回はこちらを利用。
このシートは見た目からして、結構期待値が高かったのだが、座ってみると意外にも「普通だな」と言う感じ。
若干、ほんの少しだけ沈み込みはあるが、基本的に硬めのセッティング。
シートピッチとリクライニング角度はそこそこあったので、まぁまぁ快適だったかな。
大正〜昭和時代の客車列車、1等車のイメージと言うことで、現代のアッパークラスのような装備は望むべくもない。
だからまぁ、これくらいな感じで正解だと思う。

と言うことで、早速一杯始める。
列車旅での一杯、しかもSLが引く客車列車。
贅沢な時間の始まり。

喜多方までは長閑な田園風景が続く。

下りの新津行きはグリーン車が先頭になるので、展望室からの眺めはこんな感じ。
SLの息遣いが聞こえて来そうな特等席ではあるが、やはり展望室と言うからには上りの会津若松行きが良いのかな。

展望室にはちょっとしたSL関連のギャラリーがあって、かなり贅沢な空間の使い方。

会津若松から1時間少々、最初の給水タイム。
野沢で10分停車。

先頭車両なので撮影が楽。
画像にすると伝わらないが、下からの角度だとC57の大きさが際立つ。

現行の駅名標と絡めて1枚。

ホーム中程にはレトロっぽい駅名標、ランプ風?の外灯。
適当に寂れた感じが良い雰囲気。

最後尾に回って1号車、オコジョ展望車を眺める。

ちびっこ用のフリースペース。

滑り台もあって、長時間の乗車でも飽きが来ないようにうまいこと工夫しているみたいね。

停車時間に普通席も見て回る。

オリジナルの12系のシートは青だが、赤を基調にしたクッションが効いたシートに張り替え。
内装も木目調にして、レトロ風に仕上がっている。

5号車の売店、結構な賑わい。

まだあと2時間乗車するので、宴席を継続する。
会津若松駅の自販機で購入した馬刺を食す。
ちょっと絵面が汚いが、味は確か。

合わせるのはレモンサワー。
日本酒を投入したかったが、良さげなのが売ってなかったのでね。

山間の景色の素晴らしいことよ。。。
こんな景色を眺めつつ、一杯やるのはかなり贅沢。

野沢から小一時間進んで津川。
2回目の給水タイム。
ここでは少し長めの15分停車。


ここでも記録写真を収めておく。
良い感じに日が暮れて来て、いよいよ後半戦。

SATONOからダラダラ飲み進めているので、いい加減ブレイクしてアイス投入。
安定のスジャータ、いつものやつ。

で、いきなり新津到着。
津川を出て、日が暮れたらいつの間にか寝てた。。。
どっかのトンネルに入って薄暗くなった後、そのまま寝落ちしたっぽい。

遠路遥々、新津まで運んでくれたC57。

会津若松からきっちり3時間、オンタイム運行はさすがと言ったところ。
で、SLばんえつ物語乗車雑感。
今や貴重な客車列車に3時間も乗れること自体が非日常体験な上に、牽引かC57と言うことで、これまた大変素晴らしい時間だった。
これが臨時快速なんて、諸々の事情があるのだろうけど、種別の設定がおかしい気がする。
車両のファシリティ的に特急は厳しいかも知れんけど、急行にして単価を上げたら良いと思う。
いわゆるジョイフルトレインの類は指定券を少々値上げしたけど、それでもまだまだ安いと思う。
今回の乗車はグリーン車だったが、それでもグリーン券が¥2000と言うのは破格でしょう。
乗車時間は3時間と言うことで、どこかで間延びするかと思ったが、車内でジャンケン大会が開かれたり、途中2駅で給水停車があるので、あっという間に着いてしまったと言う感じ。
この列車は乗車自体の「非日常体験」がテーマだと思うので、そう言う意味ではちょうど良い時間だったかな。
アクセス面では新津はともかく、会津若松はやや難があるが、それでも長年運行し続けて来た実績から考えると、この列車が土地に根付いていると言うことよね。
って感じで、かなり満足度の高い乗車だった。
次回は上りの普通指定席でまったり移動したいねぇ。

新津から普通列車で新潟まで移動して、いつものコチラ。
赤たぬきさんへ入店。

新潟と飲む一杯はやはりコレでしょう。
泡多めだけど、まぁ良い。
黒ラベルよりスッキリとした味わいで、キレがあるので飲みやすいのよね。
Sapporoビールの地域限定品は、静岡麦酒やクラシックとかあるけど、我が家の一押しはやはり風味爽快ニシテかな。




フードは適当に何品か頼んで、小一時間でお暇。
朝から一日中動き回っていたので、それなりに疲労感が出て来ているのだか、明日は仕事。。。
このまま新潟に泊まって行きたいが、最終の新幹線で帰路に着く。